
抜け毛・薄毛で悩んでいる方の中には、
「ストレスでハゲたのかも知れない」
と考えている人も多いと思いますが、
ストレスが直接的に、脱毛の原因となることはあるのでしょうか?
そもそも、「ストレスで髪が抜ける」というのは「円形脱毛症」のイメージであり、
局所的に脱毛が起きるその原因がストレスであると考えられていた時代の名残だと思われます。
仕事の結果や、職場における人間関係不和の結果として
髪が抜けるような印象を持っている人も多いと思います・・・
実際には、円形脱毛症とストレスは
「全く関係ないわけではないが、直接的な原因ではない」
「しかし、最も大きな要因でもある」ということが分かっています。
そして、この「直接的に」ということが鍵になります。
薄毛の進行の”きっかけ”になってしまうことは確か
円形脱毛症とは、「自己免疫不全」が原因であり
ストレスは、自律神経を狂わせる要素の1つになります。
自律神経は、髪を生やす・抜ける機能に大きく関わっており
乱れることで、髪が抜けることも考えられます。
このように、髪が生える・抜けることに関わっている要素が
ストレスによって、ストレスの影響を受けることによって
「結果的に」脱毛・髪が弱って切れることで薄毛につながります。
ストレスによって脱毛が起きるメカニズム
ストレスを受けることによって食欲が無くなり、
発毛・育毛に必要な栄養素が足りない状況ができてしまい、
それによって、「髪の元気が足りなくなる」ということも短期間のうちに起こります。
また眠れなくなることで起きる「睡眠不足」は、自律神経・ホルモンによる
髪を生やすメカニズムが十分に働かないため、髪が”減る”リスクが発生します。
またストレスを受けることで「冷や汗」といった、質の悪い汗や
皮脂の分泌が、活発になることによって頭皮環境の悪化を招きます。
そこに、「髪の毛を洗う気力が起きない」といった
最悪の要素が加わることによって、抜けやすい環境はピークを迎えます。
これらの「連鎖反応」は「こじ付け」ではなく
実際に起こりやすい・非常に可能性高い要素になります。
特に「食欲不振」や「睡眠不足」の影響は、非常に大きな悪影響を与えます。
そたのめ、たとえストレスを受け
- 食欲が無い
- 外に出たくない
- 髪を洗いたくない
そういった「気分」になったとしても
せめて、髪のことを考える(栄養の摂取・洗髪を欠かさない)ことで
髪が抜けることを、防ぐことができる可能性があります。
そんなに気分が落ち込んだとしても、「髪だけは守り抜く」という気合を持ちましょう。
※食欲がない場合も、せめて「髪に必要な栄養素」だけは摂取しておきましょう。
「ストレス解消法」が”逆に”抜け毛を招くことも
ストレスを感じることで
つい飲んでしまう・・・
つい本数が増えてしまう・・・
そういった方は多いはずです。
そして「飲酒」と「喫煙」は、脱毛・薄毛へとつながる大きな要因であり
まさに、「ストレスによる二次被害」とも言える現象です。
特に喫煙は、頭髪環境を悪化させる要素が溢れたものであり
そもそも健康にとっても、「悪影響しかない行為」として知られます。
そういった人は、せめて
- 喫煙がなぜ毛髪に悪いのか
- 毛髪にどんな影響を及ぼすのか
それだけでも知っておくことが大切です。
まず最も顕著な要素としては、喫煙は男性ホルモンがを増加させることが知られています。
男性ホルモンが、増加するということは
その変化型であり、男性型脱毛症(AGA)の根本原因である
「ジヒドロテストステロン」も増加してしまうということです。
毛髪に対する喫煙の悪影響というのは、こうした「原因が増えること」と同時に
薄毛の改善・克服に必要な要素を、破壊してしまうことにあります。
結果的な「血流」の悪化は非常に問題である
タバコに含まれる「ニコチン」によって、血管が収縮し
頭皮や毛乳頭細胞につながる毛細血管が萎縮し、
発毛・育毛に必要な、栄養が十分に行き届かなくなってしまいます。
この血流の悪化は、抜け毛・薄毛の大きな原因でもあり
発毛・育毛といった薄毛克服の過程の大きな障壁になります。
喫煙による血流悪化の継続時間は限られており(約2時間)
基本的には、時間が経てば元に戻りますが
元に戻る前に「次の1本」を吸い始めることによって
「常に血管が収縮した状態」が、続いてしまうことになります。
また、喫煙することで「ビタミン」といった
「毛髪にとってメリットが多い」と言える栄養素を破壊・無効化してしまうことになります。
細胞組織の正常な維持に必要な「ビタミンC」
抗酸化作用のある「ビタミンE」
良いものだけを破壊し、悪いものだけを置いて行きます。
- やめる
- 本数を減らす
前に進むための、決断が必要です。